倶進会公開セミナー
「東アジア共同体の成立にむけて
−日本は何をなすべきか−

2005年7月9日(土)13:30〜15:30倶進会公開セミナー「東アジア共同体の成立にむけて−日本は何をなすべきか−」を拝聴した。講師は谷口誠氏。同氏は最近、出版した「東アジア共同体―経済統合のゆくえと日本」(岩波新書)をベースに、豊富な国際経験から、これからの世界情勢を鳥瞰し、日本のなすべきことを提言された。特に、ASEAN+3の東アジア共同体がEUとNAFTAと3極構造を構成することが世界の安定に必須であると主張された。そのために、日本は米国との密接な関係を維持する一方で、アジア諸国特に中国との関係強化が重要であると説かれた。

講師略歴
1930年大阪生まれ。1956年一橋大学経済学部修士課程修了。1958年英国ケンブリッジ大学セント・ジョンズ・カレッジ卒業。1959年外務省入省。国連局経済課長、在NY日本政府国連代表部特命全権大使、OECD事務次長(日本人初代)、早稲田大学アジア太平洋研究センター教授、同大学現代中国総合研究所長、東洋英和女学院大学大学院客員教授、早稲田大学現代中国総合研究所顧問などを経て2005年4月より岩手県立大学学長 専攻:南北問題、国際経済

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