(社)蔵前工業会創立100周年記念式典と
特別講演会に参加して

2006年2月4日(土)新高輪プリンスホテルで開催された創立100周年記念式典と特別講演会に参加した。当日配布された「蔵前工業会百年史年表によれば、(社)蔵前工業会は1906年東京工業大学の前身である東京職工学校(1896年創立)のいくつかの同窓会が統一され発足したと言う。記念式典(参加者約340名)の記念講演で蔵前工業会相談役遠藤卓朗氏から昭和初期の東京工業学校から東京工業大学への学生を中心とした昇格運動のエピソードが紹介され先人の母校愛する気持ちを垣間見ることができ記念講演にふさわしく感動を覚えた。この他、古川昌彦理事長の主催者挨拶、松あきら経済産業副大臣の祝辞などがあった。続いて懇親会があり、田中実副理事長の挨拶、横山元理事長の挨拶などあり、OBの広池英子ジャズ演奏と校歌斉唱があった。懇親会では同窓生間の交流が活発に行われた。続いて一般公開の特別講演会(参加者約2000名)「21世紀の科学技術のフロントランナーとしてのあるべき姿」と題してノーベル賞受賞者(白川英樹氏、野依良治氏、小柴昌俊氏)と文化功労者(末松安晴氏)をパネラーとし、NHK解説主幹平岩富男氏の司会でパネルディスカッションが行われた。パネラーからは基礎研究の重要性、独創性、積極性などの発言があり、最後に20世紀は戦争の世紀であったが21世紀はお互いの文化と文明を尊重する協調性の世紀にしなければならないと将来の方向を示された。それぞれ含蓄のあるお話があった。シンポジウムに先立ち与謝野馨経済政策担当大臣の祝辞と東京工業大学学長相澤益男氏の挨拶があった。

遠藤相談役の記念講演
懇親会での田中福理事長のご挨拶
広池英子氏のジャズ演奏
シンポジウム会場入口のパネル
パネルメンバーの方々
超満員のシンポジウム会場
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