「課題先進国日本」

〜課題解決のために今何をすべきか〜

日経ビジネスクリエーション塾
〜人と企業と社会と〜


 2006年7月20日(木)東京大学安田講堂で開催された、東京大学TIGSと日本経済新聞社共催の標記セミナーに参加した。冒頭に小宮山宏総長の挨拶があり、セミナー開催の趣旨について次のような説明があった。今までわが国は先進国をモデルに追いつき追い越せ目標に努力し、先進国の仲間入りができた。今後はモデルのない新しい挑戦が求められている。わが国は資源が乏しい上に、狭い国土に多くの人が住むというハンディを背負っているが、「必要は発明の母」の言葉どおり、このハンディを梃子に、地球温暖化対策技術、省エネルギー技術、汚染防止技術などで、世界の先端を行く技術を開発してきた。即ち、世界が経験したことのない新しい課題に対して先進的貢献のできるポテンシャルがある。東京大学では学長直属の「地球持続戦略イニシアティブ(TIGS)」を発足させ、少子高齢化、エネルギー問題、環境問題などの課題に、東京大学の資源を活用して挑戦することとなった。このセミナーは日本経済新聞の協力を得て、研究状況一端を紹介するものである。発表内容は次の通りであった。(1)安心・安全のための社会技術、(2)脱温暖化社会と都市、(サステイナブルビルディングの実現への挑戦、(4)学術知識の共有・探索・統合、(5)超高齢社会におけるsuccessful Aging, (6)感染症のリスク分析と管理、(7)地球持続戦略研究イニシアティブ(TIGS)の取り組み。
 私は特に(2)の脱温暖化2050プロジェクトに関心があった。http://2050.nies.go.jp/index.html

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